オオサカジン

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2025年03月08日

 大阪おもしろ学『大阪の地名由来』

私が主催する「大阪おもしろツァー」の例会。

冬場、夏場は外回りは大変なので講演会。会場は便利な天満駅前の北区民センター、部屋は余裕を持って2部屋連続の場所を借りて。ただ思ったより参加者は少なく40名ほどでしたが
演題は
知っているようで知らない「大阪おもしろ学『大阪の地名由来』

2時間、大いに盛り上がり参加者からは質問が飛び交い、「他の講演にない内容で楽しく頭に残った、高齢者大学校の講座の何倍も良かったと」の感想を多く大いに心づく。

講座後の恒例食事会は「ベジタブルonion」、ここは泉州野菜をメインに色んな食事が頂けるお店で、見つけた当初はがらがらであったのにこの日は表に行列が、ご免といいながら一同中へ。
部屋を借り切り楽しく90分食事とお喋りを楽しみ頭とお腹を活性していただきました。

10数年来「歴史と文化の大阪」を知ってもらいたく活動をしています。その為費用も実費に近い¥800で(以前は¥500)。入会金、年会費も無料
これで保険、資料、下見、会場代(マイク代、プロジェクター等)そのため毎回美味しくて安いお店を探しまわり、講座のさいは講座生に払って貰うのではなく私もきちんと支払います。
グルメ会を毎回開催するのが一番大変で費用もかかるのですが他の講演にはない私の独自の方法で、参加者も大いに楽しみにされて居るので大変ですが、止めるわけにはいけません。

¥1000に上げたらどうかとはいって貰いますが、誰でもが参加し易いようにこの値段で当分続けるつもりです。


  


2022年08月12日

「謎の鳥居」大阪の歴史と文化 

 道を歩いていたら突然鳥居が。普通であればここは神社かなと思いますね。それが都会のど真ん中、オフィス街にあるビルの玄関に、それもビルの敷地ではなく道路上に。こんな景色を想像されたことがありますでしょうか。これがなんと大阪の街にはあるんです。
その場所はというと本町の(大阪市中央区淡路町4丁目4−15)「中井エンジニアリング」本社ビル前です。

なぜそんなところに鳥居があるのか、その理由は、中井ビルの北側に鎮座している御霊神社が関係しています。江戸時代までは神社とともに「寶城寺(宝城寺)」と言われる神宮寺が併設されていました。明治時代の神仏分離令により、そのお寺の敷地が国に没収されたことから始まります。その際、鳥居はここにお寺があり、神社の参道だったことを残すために氏子達が立てたのです。お寺はなくなりましたが時は流れ中井エンジニアリングのビルがお寺の敷地に建ったのです。その際、鳥居だけが現在まで残ったというわけです。以前社長の運転手と話をしたさい、狭い鳥居の間から出入りするので非常に気を遣うとのこと。そりゃ鳥居に当てて折れたりしたら大変。私には無理です。

 なお、中井エンジニアリングは大阪ガスのトップ工事屋で、「ガンコ石橋店」は中井氏の自宅です。このように大阪には??と思われる意味不明のものがあちらこちらに転がっていて、それを訪ね、空想するのも楽しいものです。

 御霊神社は津布良彦神 (旧攝津国津村郷の産土神)つぶらしんで明治17年(1884年)、人形浄瑠璃の劇場「文楽座」が境内に開設。「御霊文楽座」として、文楽二百年の歴史のうちでも、近世文楽における黄金期のにぎわいを見せ〝御霊文楽″の名で親しまれ、「文楽といえば御霊」といわれるほどの盛況を博していました。そのため神社周辺には御霊文楽の観客を目当てに料亭の「魚禰」や天ぶらの「天真」、どじょうの「美濃庄」、うどんの「美々卯」などの店が軒を並べ、大阪人の娯楽と社交の場となっていました。現在も「美々卯」本店が残ります。

 ただ、2022年5月5日現在、中井本社ビル立て替えのため鳥居を含め工事幕が張られ全体が見ることができません。完成した暁には元の異様な風景が戻ることを願います。