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2022年08月31日

チャリティウォーク for (公財)アジア協会友の会

まいど!大阪おもしろツアー「歴史と文化の天王寺七坂巡り 南エリア」
~チャリティウォーク for (公財)アジア協会友の会
南エリア 夕陽ヶ丘から天王寺へ
知っているようで知らない大阪を、大阪歴史案内人沖本さんに案内いただく、大好評のチャリティまち歩きです。
大阪の聖地・上町台地。約200もの寺社仏閣が集積する、我が国でも有数の一大宗教スポットで、いくつものドラマ、物語が秘められたエリアです。口縄坂、愛染坂、清水坂、天神坂、逢坂を経て天王寺へ。大阪では珍しい木々が茂り、ゆったりとした時間が流れ、歴史と文化の街を巡ります。
主なコース
太平寺→口縄坂→家隆塚→愛染堂→大江神社→愛染坂→清水寺→清水坂→天神坂→安井神社→逢坂→ 一心寺→河底池→大阪市立美術館→てんしば→天王寺

日 時:2022年9月24日(土)10:00~13:00頃 
集 合:大阪メトロ谷町線「四天王寺夕陽丘」②番出口(地上部)
会 費:1,000円(会費の一部をインド児童の教育支援に役立てます)
定 員:30名(先着順)
案 内:大阪歴史案内人 沖本然生


*解散:13時頃 天王寺
*終了後、希望者のみランチ会予定
*交通費は各自ご負担下さい。
※新型コロナウィルスの状況、悪天候等により中止する場合がありますので、事前ご了解をお願いします。
申込み・問合せ
JAFSなにわ西地区世話人
風早:tel 090-3944-1582、mail bfaov103@cwo.zaq.ne.jp
伊藤:tel 090-2410-5529、mail ito.masaru320@gmail.com
JAFSのhpは
https://jafs.or.jp/news/eventinfo/20220809.html



  


2022年08月13日

講演会「掘って埋めての大阪」その1

真夏はとても日中、外を歩くというのはやる方も、やられる方もたまりません。私は各講座の8月は室内で実施することにしています。
講座内容はというと「知っているようで知らないシリーズ」で、歴史、文化をあまり人がやらない、切口、見方でもって、聞きに来られる方が楽しく興味が湧くようにとを第一にか心がけています。主な講演テーマは「大阪の地名由来」「大阪の難読地名と地名の謎」「大阪の地理」「掘って埋めての大阪」「大阪の謎」シリーズ、「浪華名所獨案内をはじめ古地図を読み解く」シリーズ等々色々と実施。
今回は「掘って埋めての大阪」で大阪の地層は洪積台地の上に積もった沖積土でできています。そのため古墳時代、古代、中世、近世、近代そして現在、未来にわたって、掘って埋めての歴史です。この時代ごとの痕跡を図からも分かり易く、かつ興味が持てる内容で解説しました。
この時期、50人近く集まっていただきうれしい限りです。皆さん満足して頂けたと思います。
これで講演会も無事、4回終え、来週にあるカルチャーセンターでの講演で真夏の行事が終わりますが、秋からの、街歩き講座が待ちかねています。
  


Posted by 沖本然生  at 17:59Comments(0)街案内古地図大阪案内人

2022年08月12日

「謎の鳥居」大阪の歴史と文化 

 道を歩いていたら突然鳥居が。普通であればここは神社かなと思いますね。それが都会のど真ん中、オフィス街にあるビルの玄関に、それもビルの敷地ではなく道路上に。こんな景色を想像されたことがありますでしょうか。これがなんと大阪の街にはあるんです。
その場所はというと本町の(大阪市中央区淡路町4丁目4−15)「中井エンジニアリング」本社ビル前です。

なぜそんなところに鳥居があるのか、その理由は、中井ビルの北側に鎮座している御霊神社が関係しています。江戸時代までは神社とともに「寶城寺(宝城寺)」と言われる神宮寺が併設されていました。明治時代の神仏分離令により、そのお寺の敷地が国に没収されたことから始まります。その際、鳥居はここにお寺があり、神社の参道だったことを残すために氏子達が立てたのです。お寺はなくなりましたが時は流れ中井エンジニアリングのビルがお寺の敷地に建ったのです。その際、鳥居だけが現在まで残ったというわけです。以前社長の運転手と話をしたさい、狭い鳥居の間から出入りするので非常に気を遣うとのこと。そりゃ鳥居に当てて折れたりしたら大変。私には無理です。

 なお、中井エンジニアリングは大阪ガスのトップ工事屋で、「ガンコ石橋店」は中井氏の自宅です。このように大阪には??と思われる意味不明のものがあちらこちらに転がっていて、それを訪ね、空想するのも楽しいものです。

 御霊神社は津布良彦神 (旧攝津国津村郷の産土神)つぶらしんで明治17年(1884年)、人形浄瑠璃の劇場「文楽座」が境内に開設。「御霊文楽座」として、文楽二百年の歴史のうちでも、近世文楽における黄金期のにぎわいを見せ〝御霊文楽″の名で親しまれ、「文楽といえば御霊」といわれるほどの盛況を博していました。そのため神社周辺には御霊文楽の観客を目当てに料亭の「魚禰」や天ぶらの「天真」、どじょうの「美濃庄」、うどんの「美々卯」などの店が軒を並べ、大阪人の娯楽と社交の場となっていました。現在も「美々卯」本店が残ります。

 ただ、2022年5月5日現在、中井本社ビル立て替えのため鳥居を含め工事幕が張られ全体が見ることができません。完成した暁には元の異様な風景が戻ることを願います。