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2025年01月17日

シニア自然大学校の本年最初の講座開始


シニア自然大学校の本年最初の講座が始まる
午前は
「知っているようで知らなかった『凄いぞ大阪の神社仏閣』」

という演題で10時から12時まで休みなしで講義を実施した。
内容は四天王寺と住吉大社についてです。
四天王寺は法隆寺より古い日本最古の官寺である。何故1400年を越える今日まで残ったのか、それ故に歴史と伝説、色々な謎を含んでいる。
住吉大社の住吉造は神明造の伊勢神宮、大社造の出雲大社と並んで最古級の神社形式(国宝)であるわけで。
1800年以上続いたその存在感、歴史、その本殿の並び方をはじめ数々の謎は存在する。
これら大阪の誇る歴史的遺産を文献、図面、画像で分かり易く、シニアでも興味が持って頂ける内容で講義をした。


午後は場所を四天王寺に移して現地講座。
「四天王寺の謎と庚申街道を歩く」
午前の講義内容に基づきより具体的に受講生の目で確認して頂き、日本最古の庚申街道を案内した。1300年前の歴史街道が今でもJRの線路、近鉄線路を地上を地下を今も残っていることを感じてもらった。

寒かったが皆さん熱心に私の話の耳を傾けて頂いく。シニア向けに講義内容を吟味している結果かな。
その後の講座担当者、ならびに講座生から今までの各講師陣の講座なかでも一番良かったとのメールを頂きホットする。



  


2024年04月27日

ノダフジの古里、野田の歴史と「ななとこまいり」

怒濤の「ななとこまいりとノダフジ、歴史の旅」が25日の「近鉄文化サロン」『おもしろ大阪歴史さんぽ』で終了。
何と今年は4月16日から17日、20日、21日、25日と計5回も実施する事に。
団体もカルチャーからシニア自然大学校、自治会、とバラエティに富む。

ノダフジも2分咲きぐらいから満開までの期間実施した感じ。
野田の町は焼け残った町で江戸時代からの町並みが残り十字路は1つもなく複雑に入り組んだ路地裏だらけ、人間一人がやっという道も多く存在する。そこにお地蔵さんは点在するわけで。7つを回ると幸せが来るという言い伝え。
それと証如上人21人討死旧跡、野田城趾、惠美須神社、藤氏旧宅と歴史探訪、その間にも町内に咲き乱れるノダフジを案内しました。
ちなみに今度発行される新5000円札の裏はノダフジです。


現在地図


明治42年

旧藤邸内の春日神社にて集合写真


旧藤邸内の敷地内にて集合写真


ななとこまいりのお地蔵さん


同じく


阪神野田駅前

ノダフジ


保育園


新5000札のノダフジ

  


2024年04月13日

NHK文化センター梅田教室 新しい学期が始まります

NHK文化センター梅田教室の「大阪・街歩きと歴史の旅」
~なにわ伝統野菜・歴史を尋訪ねる~

が始まりました。早くも6年目に突入します。
毎月第2木曜日が講座日です。
毎回テーマを決めて実施していますが今回は趣向を変えなにわ伝統野菜のルーツを訪ねその街の歴史と共に案内します。
第1回目は「勝間南瓜」です。
江戸時代から続く勝間街道(こつま)を案内しましたがこの街道は、沿っている紀州街道と異なり地元に密着した街道で古くから地域で採れた野菜を大坂の街に運ぶために利用されてきました。

今も残るその街道筋には大衆演劇場が3軒、元祖のたこ焼屋、手焼きせんべい屋、駄菓子屋向けの会社、製造からラベル貼りまで手作業で日経で日本一のソース屋と称されたお店、またかって日本で2番目に長い商店街と称された鶴見橋商店街までレトロ感満載。

参加者も子供心に帰り買い物を楽しんだり、遊んだり雰囲気を大いに楽しんで頂きました。
次回は「玉造黒門越瓜」の町を訪ねます。


勝間なんきん


昭和7年古地図


NHK講座予定表


たこ焼元祖 会津屋


ジャンボヨーグル


カタヌキ


ヒシウメソース


大衆劇場


レトロな街道筋

  


2023年05月30日

「江戸時代最も愛されしなにわ三橋を巡り中之島周辺の歴史とバラ園を楽しむ」

江戸時代、多くの橋のなかでも最も愛されてきた、天満橋、天神橋、難波橋、なんと大川は今より広く200mを超える大橋。それ故に周辺には歴史と文化が宿る。三橋周辺に残る歴史を感じながら現在愛されしバラを鑑賞するということで先々週から先週は何と何と5組も歴史探訪を実施しました。
グルメ会も、お寿司、鉄板料理、地鶏料理、和食、イタリアンとバライティ豊かに設定しました。参加者は別々なので関係ないのだが私がいくら美味しくても、毎日同じ物を食べるのはたまりませんので。
















コースとしては
天満橋→天満橋公園(橋名飾板)→将棊島粗朶水制跡碑→淀川三十石船舟歌碑→天満の子守歌碑→天満青物市場碑→フジハラビル天満堀川跡→吹小屋町筋→蔵のまち天満・菅原町→難波橋→中之島公園→ばらぞの橋→ラジオ塔→天神橋→渡辺津→八軒家浜→天満橋
いつもの私のパターン、古地図と、現在の地図と照らし合わせ、今と昔をイメージして歩いて好評を頂いています。
写真は某カルチャーで2年目で14回目となっていますが、何と女性ばかりの9人の受講生、若い人も多く歴史講座にも関わらず女性に人気があります。
案内は多いグループは35名から最小9名の講座です。
沖本会からシニアの定期講座、カルチャー等の定期講座から単発までにぎやかです。
  


2022年08月13日

講演会「掘って埋めての大阪」その1

真夏はとても日中、外を歩くというのはやる方も、やられる方もたまりません。私は各講座の8月は室内で実施することにしています。
講座内容はというと「知っているようで知らないシリーズ」で、歴史、文化をあまり人がやらない、切口、見方でもって、聞きに来られる方が楽しく興味が湧くようにとを第一にか心がけています。主な講演テーマは「大阪の地名由来」「大阪の難読地名と地名の謎」「大阪の地理」「掘って埋めての大阪」「大阪の謎」シリーズ、「浪華名所獨案内をはじめ古地図を読み解く」シリーズ等々色々と実施。
今回は「掘って埋めての大阪」で大阪の地層は洪積台地の上に積もった沖積土でできています。そのため古墳時代、古代、中世、近世、近代そして現在、未来にわたって、掘って埋めての歴史です。この時代ごとの痕跡を図からも分かり易く、かつ興味が持てる内容で解説しました。
この時期、50人近く集まっていただきうれしい限りです。皆さん満足して頂けたと思います。
これで講演会も無事、4回終え、来週にあるカルチャーセンターでの講演で真夏の行事が終わりますが、秋からの、街歩き講座が待ちかねています。
  


Posted by 沖本然生  at 17:59Comments(0)古地図大阪案内人

2021年12月22日

「京都、奈良より古い首都難波(ナニワ)」大阪の歴史と文化  

 大坂と云う名称は1500年代からで古代は難波、浪速(ナニワ)と呼ばれていました。また難波京というのはご存知でしょうか。大阪歴史博物館南西に広がった広大な土地です。

多くの大阪の人は京都・平安京は古い思われているようですが、京都は794年、約1200年前の首都です。奈良・平城京はその前の都で710年、約1300年前の首都です。難波京はななんと西暦645年、1400年前首都だったのです。

 乙巳の変(いっしのへん)、飛鳥時代645年に中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我入鹿を宮中にて暗殺して蘇我氏(蘇我宗家)を滅ぼした政変というのは教科書で習ったと思います。その後、中大兄皇子は体制を刷新し、孝徳天皇を立て難波宮に首都を動かし大化の改新をとり「改新の詔」が発しられ律令国家の礎を築きます。これが前期難波宮です。難波京趾には八角形の建物が復元されています。

 次に難波宮に都がくるのは奈良時代前期の726年(神亀3年)、聖武天皇が藤原宇合に命じ、平城京の副都としたことです。中国の技法である礎石建、瓦葺屋根の本格的な宮殿です。744年(天平16)には恭仁京から難波京への遷都が実施されました。これを後期難波宮と呼びます。現在、大極殿の土台が復元されています。平安京に遷都する794年まで難波宮は160年にわたり、首都、副都として外交の拠点であり、物流の要所としても重要な場所だった事には変りありません。

 その存在は史書(『日本書紀』等)には載っていましたが、第二次世界大戦が終わるまでは所在地は不明なままでした。難波京想定地は都市化が進んでいることから発掘は困難を極めましたが、難波宮で忘れていけないは難波宮の手がかりを求めていた山根徳太郎博士です。1889年(明治22年)、大阪市西区に生まれ、1952年(昭和27年)の大阪市立大学を定年退官後は難波宮発掘に力を注ぎ、1961年(昭和36年)に後期・難波宮の大極殿跡を発見。難波宮大極殿発見時、「われ、幻の大極殿を見たり」という有名な言葉を残しました。また、「なにわの日」は浪速、または難波を「な(7)に(2)わ(8)」の語呂合わせされるは博士の亡くなった7月28日からとも言われる。歴史に関して「たら・れば」はご法度ですが、難波京が首都で有り続けていれば、今の大阪のありようも大きく違っていたことだと思う。古代ロマンに触れる意味でも一度、難波京趾を訪ねてみてはいかがでしょうか。また歴博10階に詳しく展示されていますよ。


前期難波宮の八角型の建物

後期難波宮 大極殿と朱雀門
  


Posted by 沖本然生  at 23:34Comments(0)古地図沖本然生大阪案内人

2019年05月21日

NHK文化センター梅田校の講師をはじめました

本日の朝刊の折り込み広告でNHK文化センター梅田校のチラシが入っていませんでしたか。

私はこの7月から
NHK文化センター梅田校にて現地講座
 まいど!おもしろ大阪再発見  
      ~街歩きと食の旅~
を受け持つこととなりました。

月1回第2木曜日の午前中です。
7月11日は午前10時にJR環状線福島改札口に集合して

「今も昔も色恋の街北新地、蜆川跡を巡る」

福島から梅田まで古地図を元に巡ります。

食は北新地「石和川」でいただきます。

ご興味のある方、参加してみませんか。

詳細情報は
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1177651.html


  


Posted by 沖本然生  at 18:21Comments(0)おもしろ沖本然生大阪案内人

2019年04月03日

実施したJAFS主宰のチャリティウォーク「隠れた桜の名所と弘法大師の霊験を与えらし地をゆく」










新年号が確定し、また新しい門出でもある4月初め、「アジア協会アジア友の会」略称JAFS主宰のチャリティウォーク「隠れた桜の名所と弘法大師の霊験を与えらし地をゆく」
を実施。今回も古地図と現在の地図と読み比べながらの講座です。

大阪城、桜宮と個々今川緑道は大阪3大桜の名所に数えられる所だが陰が薄い。皆さんと古代から現代に続くここ、針中野、駒川、鷹合、湯里地区の現地歴史講座を実施した。
今日も40名近い38名も参加を頂いた。お陰で今回もたくさんJAFSに寄付を頂いた。参加の皆様ありがとうございます。
終了後は恒例のグルメ会、本日は元気で有名な駒川商店街で実施する。
連合会長と交渉し美味しい鉄板焼きのお店で飲み放題付きで¥3000(税込み)、と特別なお値段で鉄板焼きの数々なお食事を頂き、しかも貸し切りで時間も3時間、皆さんと多いに親睦を図れお腹も、心も大満足していただきました。
  


2019年03月31日

「春爛漫、桜まみれと蕪村生まれし毛馬を歩く」







昨日3月30日は
私の会の本年度最後の定例会。先週土曜日の「江戸堀、京町堀」は開花前で桜がチラホラだったが今週は8分ぐらい咲いて見所。
桜の名所「春爛漫、桜まみれと蕪村生まれし毛馬を歩く」の歴史探訪を実施する。
明治、昭和初期、現在と古地図を元に歴史解説しながら3時間辿る。
写真ではハッキリした顔をお見せできないが、皆さんにこやかで満足したお顔。ホッとする。
後半は雨にたたられたが38名の皆さん大いに楽しんでいただき、その後の裏天六の鳥専門店では皆さん大いに盛り上がった次第。

明日2日はアジア協会アジア友の会の歴史街き、
「隠れた桜の名所と弘法大師の霊験あたえられし地をゆく」
ということで、昨年は満足に咲いてなかった今川緑道の桜、今年はバッチリ。
ただ、最近は参加者が40名近く人気あってうれしいのだが、事故がないよう、また参加者皆さんに満足していただけるように工夫が大事。